本学の指定国立大学としての認定にともない2017年度に設置された「材料科学世界トップレベル研究拠点」は、学内の材料科学者のプラットフォームとしての役割を担ってまいりました。さらに2024年より「材料科学コアリサーチクラスター（CRC-MS）」へと名称を変更、海外連携も含めてその取り組みをいっそう充実・強化しております。

構造材料はもとより、量子材料やエネルギー材料、さらには先端計測技術やデータサイエンスにも注目した国際シンポジウムを毎年開催して、海外研究機関との学術交流を拡充するほか、国際公募により選ばれた若手独立教員による先鋭的な材料科学を展開してまいりました。また、大学本部や学内外の各種プログラムとも連携しながら、材料科学に関する研究成果の社会実装を目指す取り組みも活発に進めております。

本学建学以来の「研究第一主義」の伝統、「門戸開放」の理念、「実学尊重」の精神を引き継ぎながら、今後も国内外の材料科学の発展のため取り組んでまいります。皆様のご支援とご協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。