リアルタイム電気化学技術の設計、およびエネルギー貯蔵技術のための計算およびデータ分析

私たちは主に、電気化学のプロセスをリアルタイムに理解することです。独自の方法論により、電極材料だけでなく、エネルギー貯蔵システムに関連する他のコンポーネントのナノ・マイクロスケールでの現象を観察しています。ビッグデータ解析のための人工知能の統合は、我々の研究テーマの一つです。

研究紹介

物理学、化学、計算科学など様々な分野をバックグラウンドとする学際的な研究者と協力し、エネルギー貯蔵現象を研究するための新しい手法やツールの開発を目指しています。光学顕微鏡やその他の特性評価技術を応用し、特定の電気化学実験を行うためのin-situ電気化学セルといったユニークな実験装置の設計と構築に取り組んでいます。特に、電極および電解質材料内での電荷移動現象や、マイクロからナノスケールでの固体電解質間相（SEI）形成、さらには実際の実験データと理想的な電気化学信号解析とのギャップを埋めるために、電荷移動プロセス、量子化学、物理学に関連する理論的側面に基づく定式化に焦点をあてています。また、データサイエンティストと協力し、研究分野におけるビッグデータ解析のためのツールを開発しています。

Publications

Small 2024 DOI： 10.1002/smll.202303945 　

Nature Communications 2024 DOI： 10.1038/s41467-024-45394-w