結晶構造マニピュレーションによる高移動度有機半導体の創製

有機合成化学を基盤として構造有機化学、有機機能性材料、有機半導体デバイスの研究を推進しています。高いキャリア輸送特性を可能とする結晶構造を実現する「結晶構造マニピュレーション」により、高移動度有機半導体を開発しています。

研究紹介

高移動度有機半導体の開発における結晶構造の重要性を明示。分子構造のわずかな差異が分子レベルの電子構造と結晶構造を大きく変化させ、キャリア輸送能が向上することを発見。新たな高移動度有機半導体の分子設計の指針を提案。

目標

接合部及び表面改質部の諸特性を系統的に調べ接合プロセスに材料科学的観点からアプローチし、過酷な環境にも耐える接合部を創出します。

Publications

Chem. Mater. 34, 6606, 2022.

Chem. Mater. 35, 280, 2023.